女性の髪の悩みについて
日本の成人女性の約20%は髪のボリューム感の減少に悩んでいると言われており、特に40代以上の女性では半数以上が髪のボリュームの減少を自覚しています。
女性の抜け毛や髪のボリューム減少の主な原因は『びまん性脱毛症』と呼ばれる症状です。「びまん性」というのは「広範囲に症状が広がっている」という意味で、『びまん性脱毛症』は限定的な範囲の脱毛ではなく、前頭部から頭頂部まで全体的に髪の毛が細く軟らかくなっている状態のことを言います。
女性にとって髪は若さの象徴であり、「前髪のボリュームを増やしたい」「分け目の地肌感が無くなるようにしたい」などの声は非常に多いです。現在、医療の力を持ってすれば女性の髪の悩みの多くは解決できるようになりました。髪の悩みを一人で抱えてしまうのか、発毛治療専門の医師に相談するのかで、今後の髪との付き合い方は大きく変わっていくこととなります。
当院で治療された方の多くは、髪が増えたことによって外見だけでなく心も若々しくなり、おしゃれやヘアアレンジを積極的に楽しむようになりました。自分の髪と前向きに向き合うようになるためには、必要な治療を、出来る範囲で始めていくことが大切です。
びまん性脱毛症の原因
女性であっても体の中で男性ホルモンが分泌されており、これが女性の髪の悩みに関わっていることが近年分かってきました。これにより現在では、女性に対しても男性と同様の治療を行うことが増えてきています。
男性の薄毛と同様、びまん性脱毛症も一時的なものではなく、年齢とともに悪化していくことがほとんどです。びまん性脱毛症は男性ホルモン以外にも様々な原因が関係しているとされますが、どのような原因が関係しているとしても、多くの場合は専門的な発毛治療を受けることで高い治療効果を期待できますので、「もうボリュームのある髪は取り戻せないのではないか」と悩んでいる方もご安心ください。
びまん性脱毛症を疑うべき症状
- 髪の毛のボリュームが減った
- 髪が細く軟らかくなってきた
- 髪をくくった時の量が減った
- 分け目が目立つようになった
- 抜け毛が増えてきた
- 親族に髪でお悩みの女性がいる
びまん性脱毛症の治療法
髪のボリューム減少を止め、さらに髪の毛を増やしていくための治療法は、主に「内服治療」「外用治療」「注射治療」に分けられます。
内服治療では主にミノキシジル、サプリメント、スピロノラクトンの3種類を使用します。内服治療は、抜け毛予防から発毛まで幅広いニーズに応えることのできる標準的な治療です。外用治療よりも比較的効果が高く、また1日1回薬を飲むだけという利便性の良さも魅力です。
外用治療では主にミノキシジルを使用します。内服治療よりも副作用が少ないことがメリットであり、かぶれやかゆみなどが出る方が稀にいるのみです。ただ利便性の面では1日2回頭皮に塗る必要があり、また外見上若干のベタつきが出るため、内服薬の方が使いやすいです。効果、副作用、利便性の3点を考慮した上で、内服治療と外用治療のどちらが望ましいか、発毛治療を専門とする医師に判断してもらうことが必要です。
注射治療では「成長因子」という発毛を促す薬を直接頭皮に打ち込むことが出来るため、より確実な発毛効果を期待できます。ボリューム減少がかなり進行してしまっている方や、長期間髪に悩んでいる方にも効果が期待できるため、「もう自分の髪のボリュームは戻らないかもしれない」と思う方でも取り組む価値の高い治療法です。
当院ではこの他にも、閉経後の女性のみ使用できる「フィナステリド」や副作用ゼロの「赤色LED治療」なども行うことができます。標準的な治療法から最新の治療法まで、あらゆる発毛治療に対応することができますので、それぞれの方にとって最適な治療法を提案することが可能です。
髪にお悩みの方へ
ここまで、女性の髪の悩みの原因と、その解決方法をご説明しました。しかし女性の髪の悩みの原因の中には、びまん性脱毛症以外に「円形脱毛症」や「甲状腺疾患」、「膠原病」といった別の病気が隠れている可能性があります。これらの治療法とびまん性脱毛症の治療法は全く異なりますので、まずは治療を開始する前に、発毛治療を専門とする医師に正確な診断をつけてもらうことが必須です。
当院では発毛治療専門医師による無料診断/無料カウンセリングを行なっております。まずは相談をした上で、自分にできる治療から始めていくようにしましょう。