AGAについて

髪の毛は生えては抜け、また生えては抜けというサイクルを繰り返しており、これを「ヘアサイクル」と呼びます。ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」に分けられており、毛が太く長く成長していく「成長期」の期間が長いほど髪の密度が高くなります。
ヘアサイクルの生え変わり回数には限界があり、大体15〜20回生え変わると毛が寿命を迎えて、その毛根からはもう毛が生えてこなくなってしまいます。前の項で説明したDHTは、ヘアサイクルの成長期を半分以下に短くする作用があることが分かっており、これにより毛が寿命を迎えるのを早くしてしまいます。このことからAGAでは予防的な治療や出来る限り早めの治療開始で、「まず薄毛の進行を止める」ことが推奨されています。

AGAの治療法は主に「内服治療」「外用治療」「注射治療」に分けられます。
内服治療では主にミノキシジル、サプリメント、フィナステリドの3種類を使用します。内服治療は、抜け毛予防から発毛まで幅広いニーズに応えることのできる標準的な治療です。外用治療よりも比較的効果が高く、また1日1回薬を飲むだけという利便性の良さも魅力です。
外用治療では主にミノキシジルを使用します。内服治療よりも副作用が少ないことがメリットであり、かぶれやかゆみなどが出る方が稀にいるのみです。ただ利便性の面では1日2回頭皮に塗る必要があり、内服薬の方が使いやすいです。効果、副作用、利便性の3点を考慮した上で、内服治療と外用治療のどちらが望ましいか、もしくは最大限発毛効果を出すために内服薬と外用薬を併用するのか、専門医師に判断してもらうことが必要です。
注射治療では主に成長因子を使用します。成長因子はヘアサイクルの「成長期」を長くする効果があり、これを直接頭皮に打ち込むことでより確実な発毛効果を出します。薄毛がかなり進行してしまっている方や、薄毛になってからの期間が長い方に積極的に勧められる治療法です。
当院ではこの他にも、より強力な発毛効果のある「デュタステリド」や副作用ゼロの「赤色LED治療」なども行うことができます。標準的な治療法から最新の治療法まで、あらゆるAGA治療に対応することができますので、それぞれの方に最適な治療法を提案することが可能です。当院の詳細な治療内容についてはこちら。